「ペルソナ4 公式設定画集」を購入したので内容を紹介します。
買おうか迷っている方は参考にしてください。
この記事は初版のものを参考に書いています。
版数が違う場合、記事内容とは異なった情報が載っている場合があります。
また、一部の画像にはネタバレ防止のためモザイクをかけています。
本書の内容についての質問や本書を購入した感想などがあればメールフォームから送って下さい。(記事に反映させていただく場合があります)
宣伝になりますが、筆者の作ったペルソナ4の攻略サイトが公開中です。
この記事を見てペルソナ4を再びプレイしたくなった方は参考にして頂くと嬉しいです。
「ペルソナ4 公式設定画集」の内容
目次ページ
目次ページは下の画像のようになっています。

イラストレーションギャラリー
イラストレーションギャラリーにはソフトパッケージ、店舗特典、ゲーム雑誌の表紙などで使われた以下のイラストが掲載されています。
- ソフトパッケージイラスト
- メインビジュアルイラスト
- 「ゲオ」特典イラスト
- 「メディアランド」特典イラスト
- 「セブンイレブン」特典イラスト
- 「Wonder GOO」特典イラスト
- 「ソフマップ」特典イラスト
- 「メッセサンオー」特典イラスト
- ファミ通PSP+PS3 表紙イラスト(1)
- ファミ通PSP+PS3 表紙イラスト(2)
- 電撃マ王 2008年9月号 表紙イラスト
- 電撃PlayStation 8/8号 表紙イラスト
- 公式HP DL専用壁紙 主人公
- 公式HP DL専用壁紙 主人公&イザナギ(1)
- 公式HP DL専用壁紙 主人公&イザナギ(2)
- 公式HP DL専用壁紙 イザナギ(1)
- 公式HP DL専用壁紙 イザナギ(2)
- 公式HP DL専用壁紙 イザナギ(3)
- 公式HP DL専用壁紙 ジライヤ
- 公式HP DL専用壁紙 トモエ
- 公式HP DL専用壁紙 コノハナサクヤ
- 公式HP DL専用壁紙 キントキドウジ
- 公式HP DL専用壁紙 タケミカヅチ
- 公式HP DL専用壁紙 ヒミコ
- 公式HP DL専用壁紙 スクナヒコナ

第1章「メインキャラクター」
この章には以下のキャラクターの情報が掲載されています。
また、章の最後にはコラムとして「『カッ』コレクション」も載っています。
- 主人公
- 花村陽介
- 里中千枝
- 天城雪子
- 巽完二
- クマ
- 久慈川りせ
- 白鐘直斗
- 堂島菜々子
- 堂島遼太郎
キャラクター情報は以下のものが載っています。
- メインイラスト(拡大)と副島成記氏のコメント
- メインイラスト(全身)とプロフィール
- 総攻撃カットイン、バストアップ
- ペルソナのイラスト
- キャラクター設定画
- ペルソナ設定画
メインイラスト(拡大)と副島成記氏のコメント
この項目にはキャラクターのメインイラスト(上半身)とキャラクターデザインを担当した副島成記氏の長文コメントが載っています。
なお、自称特別捜査隊の場合は下の画像のようにイラストとコメントが分かれていますが、堂島親子は1ページにまとめられています。

副島成記氏のコメントにはキャラクターとペルソナをデザインする上でのイメージやポイント、デザインに関する裏話が載っています。裏話には「りせは最初はスケバンにする予定だった」などの初期設定に関するコメントもあり、キャラクターとペルソナのデザインがゲーム中のものになるまでの変遷が気になる方は必見です。

コメント全文を読みたい方は本書をぜひ購入してください。
メインイラスト(全身)とプロフィール
この項目には前の項目のメインイラストの全身版とキャラクターのプロフィールが載っています。
ただし、主人公のプロフィールは載っていません。

ページ左側にはプロフィールが載っています。
プロフィールにはキャラクターの名前、性別、生年月日、年齢、身長、体重、血液型が載っています。
ただし、りせ以外の女性キャラの体重は下の画像のように非公開となっています。

なお「P4Gプレミアムファンブック」には本書のプロフィールとほぼ同じものが、「ペルソナ倶楽部P4」には本書のプロフィールに加えて好きなものや嫌いなこと等が載っています。
キャラクターのプロフィール目的で買う場合は紹介記事を参考にペルソナ倶楽部P4の購入を検討しましょう。
総攻撃カットイン、バストアップ
この項目には総攻撃時に表示されるカットインとイベントなどで表示されるバストアップ画像が載っています。
掲載量は主人公が1ページ、堂島親子が2ページ、その他のキャラが3ページとなっています。
下の画像のように総攻撃カットインは冬服と夏服の2種類が掲載。
バストアップは制服時はもちろんのこと私服や水着時のものも載っています。

残り2ページには私服やジャージ姿などのバストアップが載っています。
ペルソナのイラスト
自称特別捜査隊メンバーの初期ペルソナと進化ペルソナのイラストが載っています。

キャラクター設定画
この項目にはキャラクターのラフ画、設定原画、初期デザイン案などの設定画とデザインを担当した副島成記氏のコメントが載っています。
掲載量は直斗が1ページ、他のキャラクターが2ページとなっています。
掲載情報は下表のようにキャラクターごとに異なります。(コメントは全員載っているので省略)
| キャラクター | 掲載情報 |
|---|---|
| 主人公 | 決定稿 初期デザイン案 ラフデザイン 女装ラフ |
| 花村陽介 | 決定稿 決定稿着彩前 ラフデザイン 女装ラフ |
| 里中千枝 | 初期デザイン案 メガネパターン案 決定稿 |
| 天城雪子 | 洋服案 私服初期デザイン案 初期デザイン案1 初期デザイン案2 |
| 巽完二 | 決定稿 初期デザイン案1 初期デザイン案2 初期デザイン案3 |
| クマ | キグルミ設定原画 初期デザイン案1 初期デザイン案2 クマダ設定原画 |
| 久慈川りせ | 決定稿ラフ 初期デザイン案1 初期デザイン案2 初期デザイン案3 |
| 白鐘直斗 | 決定稿 初期デザイン案1 初期デザイン案2 |
| 堂島菜々子 | 決定稿 初期デザイン案 |
| 堂島遼太郎 | 決定稿 決定稿着彩前 初期デザイン案 |
初期デザイン案にはロングヘアの千枝、ショートヘアの雪子、ナイフを持ったアウトローすぎる完二、ガラの悪いりせなどゲーム中のデザインとは全く異なる設定画が載っているので必見です。

左ページの下にはスケバンをイメージしたガラの悪いりせが載っています。

初期イメージから今のデザインになった経緯はメインイラストのコメントに書かれています。
ペルソナ設定画
この項目にはペルソナのラフ画、設定原画、初期デザイン案などの設定画とデザインを担当した副島成記氏のコメントが載っています。
掲載量は直斗が1ページ、他のキャラクターが2ページとなっています。
掲載情報は下表のようにペルソナごとに異なります。(コメントは全ペルソナに対して載っているので省略)
| ペルソナ | 掲載情報 |
|---|---|
| イザナギ 伊邪那岐大神 | イザナギ原画 イザナギ矛 イザナギ別Ver イザナギデザインラフ 伊邪那岐大神原画 |
| ジライヤ スサノオ | ジライヤ決定稿 ジライヤ初期デザイン案1 ジライヤ初期デザイン案2 スサノオ決定稿 |
| トモエ スズカゴンゲン | トモエ決定稿 トモエ初期デザイン案 スズカゴンゲン初期デザイン案 スズカゴンゲン決定稿 |
| コノハナサクヤ アマテラス | コノハナサクヤ決定稿 コノハナサクヤ決定稿着彩前 コノハナサクヤラフイメージ アマテラスラフデザイン |
| タケミカヅチ ロクテンマオウ | タケミカヅチ決定稿 ドクロパターン タケミカヅチ初期デザイン案 ロクテンマオウ決定稿 |
| キントキドウジ カムイ | キントキドウジ設定原画 キントキドウジ初期デザイン案 カムイ設定原画 |
| ヒミコ カンゼオン | ヒミコ決定稿 ヒミコイメージラフ1 ヒミコイメージラフ2 カンゼオン決定稿 |
| スクナヒコナ ヤマトタケル | スクナヒコナ設定原画 ヤマトタケル設定原画 ヤマトタケルデザイナ案 |


『カッ』コレクション
この項目には戦闘中に確率で表示される自称特別捜査隊メンバーの「カッ」のイラストが載っています。

クマと直斗以外の『カッ』イラストを見たい方は本書を是非購入して下さい。
この章にはキャラクターとペルソナのイラストや設定画、キャラクターのプロフィール、総攻撃カットインやバストアップイラストが載っています。
以下の情報は本書でしか確認できないので、見たい方は本書を購入することをオススメします。
- キャラクター設定画
- ペルソナ設定画
- 副島成記氏のコメント
第2章「サブキャラクター」
この章にはコミュキャラや足立などのサブキャラのキャラクター概要、メインイラスト、バストアップ、設定画、副島成記氏のコメントが掲載されています。
副島成記氏のコメントにはキャラクターの初期設定やキャラクターをデザインする上でのイメージやポイントが載っています。
掲載情報は下表のようにキャラクターごとに異なります。(キャラクター概要は全員に載っているので省略)
| キャラクター (掲載量) | 掲載情報 |
|---|---|
| マーガレット (2ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(決定稿) 設定画(初期デザイン案) 副島成記氏のコメント |
| キツネ (1ページ) | メインイラスト 設定画(ラフデザイン) 設定画(初期デザイン) |
| 長瀬大輔 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(ラフデザイン) 設定画(初期デザイン案) |
| 一条康 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(ラフデザイン) 設定画(初期デザイン案) |
| 小西尚紀 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(ラフデザイン) 設定画(初期デザイン案) |
| 黒田ひさ乃 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(決定稿) 設定画(初期デザイン案) |
| 南絵里 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(決定稿ラフ) |
| 上原小夜子 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(決定稿) |
| 中島秀 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(決定稿) 設定画(初期デザイン案) |
| 海老原あい (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(初期デザイン案) 設定画(決定稿ラフ) |
| 松永綾音 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(決定稿ラフ) |
| 小沢結実 (1ページ) | メインイラスト バストアップ 設定画(初期デザイン案) 設定画(決定稿ラフ) |
| 小西早紀 (1ページ) | バストアップ 設定画(決定稿) |
| 足立透 (2ページ) | バストアップ 設定画(決定稿) 設定画(初期デザイン案) 副島成記氏のコメント |
| 生田目太郎 (2ページ) | バストアップ 設定画(決定稿) 設定画(初期デザイン案) 副島成記氏のコメント |
| 柊みすず (0.5ページ) | バストアップ 設定画(決定稿) |
| 山野真由美 (0.5ページ) | バストアップ 設定画(決定稿) |
| 諸岡金四郎 (1ページ) | バストアップ 設定画(イメージラフ) 設定画(決定稿ラフ) |
| 柏木典子 (1ページ) | バストアップ 設定画(決定稿ラフ) 設定画(イメージラフ) |
| 大谷花子 (1ページ) | バストアップ 設定画(イメージラフ) |
| 久保美津雄 (1ページ) | バストアップ 設定画(イメージラフ) |
| 四六商店女将 (1/3ページ) | バストアップ 設定画(イメージラフ) |
| だいだら.店主 (1/3ページ) | バストアップ 設定画(決定稿ラフ) |
| ガソリンスタンドの店員 (1/3ページ) | バストアップ 設定画(決定稿ラフ) |
| 前作からの登場人物 (1ページ) | 以下のキャラクターのバストアップとキャラ概要が掲載。 ・伏見千尋 ・イゴール ・江戸川先生 ・田中社長 |

左ページのキャラ名の隣にはキャラ概要が、左下には副島成記氏のコメントが載っています。



殆どのキャラクターはこの画像のように情報が1ページにまとめられています。
この章にはサブキャラクターのイラスト、設定画、バストアップが載っています。
設定画と副島成記氏のコメントは本書でしか確認できないので、見たい方は本書を購入することをオススメします。
第3章「シャドウ」
この章には以下のシャドウの情報が掲載されています。
- 陽介の影
- 千枝の影
- 雪子の影
- 完二の影
- りせの影
- クマの影
- 美津雄の影
- 直斗の影
- クニノサギリ
- マガツイザナギ
- アメノサギリ
- イザナミ第1・2形態
- フロアシャドウ(通常出現、中ボス)
陽介の影からイザナミまでのボスシャドウの項目には以下の情報が載っています。
- シャドウの名前
- 出現場所
- 概要
- ラフデザイン(一部のボスシャドウには未掲載)
- 決定稿
- モデルCG
- 副島成記氏のコメント
これらの情報は下の画像のように1ページに纏められているものが殆どですが、クニノサギリとイザナミは2ページにわたって情報が載っています。

シャドウ名の横には概要が、ページ右上には副島成記氏のコメントが載っています。


コメントにはこの画像のようにデザインに関する話が載っています。
フロアシャドウの項目には以下のシャドウの設定画が載っています。
- アブルリー系シャドウ
- 巨兵系シャドウ
- キング系シャドウ
- 女御系シャドウ
- 翁系シャドウ
- クビド系シャドウ
- 砂時計系シャドウ
- ペーシェ系シャドウ
- マリア系シャドウ
- ファズ系シャドウ
- ジェーン系シャドウ
- バンビーノ系シャドウ
- パンツァー系シャドウ
フロアシャドウの情報は下の画像のように1ページに4~5種まとめて載っています。
設定画の大半は線画で、副島成記氏のコメントは載っていません。

ラフデザインや副島成記氏のコメントなど、この章に載っているシャドウの殆どの情報は本書限定のものです。
シャドウに関する美術資料や副島成記氏が語るシャドウ制作秘話を見たい方は本書を購入することをオススメします。
第4章「エクストラ」
この章には以下の設定資料が掲載されています。
- 制服イラストデザイン案
- パブイラストデザイン案
- オープニング・コンテ集
- テレビの中の設定画
- 背景美術CG
各項目の詳細は下記のようになっています。
制服イラストデザイン案
この項目には以下の八十神高等学校の制服の設定資料が2ページにわたって載っています。
- 制服着用全体図(冬服と夏服の2種類)
- 校章デザイン案
- 制服初期デザイン案
- ジャージデザイン案

左のページに制服着用全体図と校章デザイン案が、右ページに制服初期デザイン案とジャージデザイン案が載っています。
パブイラストデザイン案
この項目には以下のパブイラストの線画が2ページにわたって載っています。
線画の完成版はイラストレーションギャラリーに載っているので見比べてみるといいかもしれません。
- ソフトパッケージ
- ソフマップ予約特典イラスト
- メッセサンオー予約特典イラスト
- ゲオ予約特典イラスト
- ワンダーコーポ予約特典イラスト
- メディアランド予約特典イラスト

オープニング・コンテ集
この項目にはOPムービーのコンテと以下のアニメーション作画用の指示書が2ページにわたって載っています。
- 主人公の顔のバランス
- クマの怒り目の表情のバランス
- 主人公&雪子の顔と身長のバランス
- 千枝の顔のバランス
- りせの髪型の構造
- イザナギの身体のバランス

テレビの中の設定画
この項目には以下のマヨナカテレビやテレビの中の世界の設定画が2ページにわたって載っています。
- テレビの中イメージ
- テレビイメージ
- マヨナカテレビイメージ1
- マヨナカテレビイメージ2
- エントランス床デザイン

背景美術CG
この項目にはペルソナ4の舞台となる稲羽市の以下の場所の背景美術CGと解説が4ページにわたって載っています。
- 全体マップ
- 堂島家前
- ジュネス八十稲羽店
- 鮫川河川敷
- 八十神高等学校
- 稲羽市中央通り商店街

この章にはキャラクター以外の要素に関する設定資料が載っています。
すべての資料が本書限定のものなので、この章に載っている資料が見たい方は本書を購入することをオススメします。
副島成記氏インタビュー

この章にはペルソナ4のアートディレクター&キャラクターデザイナーである副島成記氏へのインタビューが6ページにわたって掲載されています。
インタビューには副島氏の役職の紹介、P4に関する要素のデザインに関する話、副島氏のお気に入りのキャラやペルソナ、上の画像にもある副島氏に言う「かっこよさ」とは何か?に対する返答が載っています。
インタビュアーの発言を下記にまとめましたので、インタビューの内容を想像する助けになれば幸いです。
副島さんのお仕事と、アトラスの社風
- 実は本書のテーマのひとつは「P4」副島ワークスでして、副島さんが「P4」で手がけられたお仕事をユーザーさんに堪能していただこうとの趣旨があります。
- 実はそうなんです(笑)。ワークスらしく、ここまで副島さんにはキャラクターごとに解説をしていただいていますが、最後のまとめとして「P4」全体のお話をおうかがいしたいと思います。まずは今作においての、副島さんの役割を教えて下さい。
- いろいろなインタビューなどで、「アートディレクター」や、「キャラクターデザイナー」という役割をよく見かけますが、実際にどういったお仕事を受け持たれているのでしょうか?
- では他のデザイナーさんから上がってきたものは、すべて副島さんを通じてチェックされるのですか?
- 厳しいチェック体制を敷くのではなく、和気あいあいとやり取りが行われる?
- ゲームの立ち上げの際にビジュアルの方向性を決めるとは、どういった作業でしょう?
- ではそのキャラクターの設定を考えるというのが、キャラクターデザイナーのお仕事と考えていいですか?
- その「設定」という部分を解説していただきたいのですが、それはキャラクターの外見部分を指すのですか?それとも内面部分の構築を指すのでしょうか?
- キャラクターデザインとは外見と内面の両方に関わるということですね。そういった作業は、最終的にディレクターの橋野さんと練り上げていくものですか?
- みなさんの?それはシナリオはシナリオチーム、グラフィックはグラフィックチームの意見を聞く、ということではなく?
- それをお聞きして、「P3」や「P4」の成功の一端が垣間見えた気がします。
副島さんが目指したもの
- 前作の「P3」は、これまでの「ペルソナ」シリーズとまったく違う趣向で作られていました。システム、ビジュアルの両面に新たな要素が盛り込まれた野心作であり、また斬新な仕上がりとなっていました。そしてそれがユーザーさんから多大な評価を受けましたよね?
- 「P4」はそんな「P3」の次回作ということで、開発中に「P3」を意識したことはありましたか?
- 「P4」は「P3」のユーザーさんの趣向を重視して作られたということですか?
- まったく同じだとなぜいけないのでしょう?
- では、「P4」はビジュアル的にどのような変化をつけられたのでしょう?
- さきほど言葉が出ましたが、副島さんが「P4」でビジュアル的にやりたかったことはなんですか?
- 副島さんが「P4」のイメージカラーを黄色にしたのも明るさを考慮した結果ですか?
- 確かに、深刻な物語に明るいデザインが組み合わさると、違和感を覚えますね。
- 確かに、普段の生活の明るさと殺人事件の暗さの対比は、違和感を覚えるどころかうまくメリハリになっていますね。
- 副島さんが「P4」の中で、とくに明るさが出せたと感じるのは、どんな部分ですか?
- ここまでお話を聞いていると、あの「P3」の次回作ということでの作りにくさや、やりにくさはなかったように感じられますが、実際のところはいかがでしたか?
- わかっていた(笑)。ではその理由を教えていただきましょう。
「ペルソナ」シリーズといえば……
- 副島さんは「ペルソナ」シリーズに「ペルソナ1」から携わっていらっしゃいます。そんな副島さんが、「ペルソナ」シリーズといえばビジュアル、デザイン的に外せない要素はこれ!というものはありますか?
- たとえば蝶などはいかがでしょう?シリーズを通じてさまざまな場面で見られると思いますが?
- そこをぜひ聞かせて下さい!
- そうだったんですか!「P4」のセーブポイントに蝶が用いられているのは、プレイが見守られているという意味で、まさにぴったりなんですね!
地方都市×スタイリッシュ=レトロなアレンジ
- 「P3」の舞台は都会でしたが、「P4」では一転して地方都市が舞台となっています。都会と地方都市の両者の差は、副島さんがデザインを手がけるうえで、どのような違いをもたらすのですか?
- 人物に関しては?
- アレンジですか?それはどういうことでしょう?
- ユーザーさんの期待に応えるという、大前提が崩れてしまいますね。
- ああ、そこが嘘をついたということですか?
- 実は雪子のイラストを見たとき、まさに「こんな女の子今時いないのでは!?」と思って驚きました(笑)
- 数あるレトロ風の要素の中で、なぜカチューシャを選ばれたのですか?
- え?ちなみに「P3」では誰が?
- あー、確かに(笑)。ところで、「P3」の実際のモチーフは東京だったとか?
- 「P4」を制作する際にも取材を行われたとのことですが、今作のモチーフとなったのはどちらでしょう?
- 近くには大きな遊園地がある町、でしょうか?
- ちなみに、副島さんは「田舎」と聞くと、どんな風景をイメージされますか?
- デザインをするとなると、美化された想像上の田舎だけでは情報不足ですか?
- 取材の成果はいかがでしたか?
未完成な少年少女の制服
- 八十神高等学校の制服ですが、これはどういったコンセプトでデザインされたのでしょう?
- すごくかっこいいというか……かっこよすぎるくらいで都会的なイメージを感じてしまうのですが……。
- そうだったんですか、納得しました。では、「ペルソナ」シリーズの制服はユーザーさんの人気も高いですが、デザインで心がけていることはありますか?
- デザインとしてはブレザーにしたほうが形状や色などの自由度が高そうですが、そうしなかった理由はなんでしょう?
- それで学ランに決めたと。では、制服に込められた意味や、具体的にイメージしたものはありますか?
- 制服にも深い意味が込められていたのですね。ちなみに、副島さんの学生時代はブレザーでしたか?学ランでしたか?
「P4」のデザインの流れ&メガネ
- ではここで、副島さんがキャラクターをデザインする過程をお聞きしたいと思います。そもそも「P4」の制作が始まったのはいつ頃でしょう?
- その段階で確定していたことはありますか?
- そのいわば骨組みを作っていく作業は、そのくらい続いたのですか?
- このとき、副島さんの頭の中にキャラクターの断片のようなものはあるのでしょうか?
- ではそうやって2ヶ月が経過したあたりで、キャラクターのイメージというのは?
- なるほど、なかなかキャラクターの話には辿り着けないと(笑)。ちなみに、メガネの設定はどの段階で決まったのですか?
- 違うといいますと?
- 周囲の反対を押し切って、副島さんはなぜメガネを強く推したのでしょう?
- 各キャラクターのメガネのデザインはどうやって決められたのですか?
- ちなみに、メガネ以外にもデザイン的なアイディアの候補はありましたか?
- メガネ、大成功でしたね(笑)。今、ちらっとお話が出ましたが、テレビの中に入るという設定ができたのはいつ頃ですか?
- それは時期的にはいつ頃でしょう?
- 「P4」の骨組みができあがりかけてから1ヶ月後ですね。その頃、副島さんはどんなお仕事をなさっていたのですか?
- 「P3」のですか!では「P4」の作業があるからといって、「P4」にかかりきりというわけではなかったのですね?
- 副島さんは最初に地方都市をイメージしたスケッチを描いて、次に描かれたのは何でしょう?
- なぜ主人公から描かれたのですか?
- なるほど!他のキャラクターはシナリオ待ち、設定の確定待ちがあると(笑)。
- 主人公以降はどのような順番で?
- では、サブキャラクターはいつ頃描かれたのでしょうか?
- 副島さんが「P4」で最後にデザインしたキャラクターは誰でしたか?
- おっと!その話はぜひ別の機会にお願いします。
キャラクターが誕生するまで~直斗編~
- では、今度はひとりのキャラクターが出来上がるまでの行程をお聞きしたいのですが、誰を例に挙げるのが話しやすいでしょうか?
- では直斗を例に挙げて解説していただきましょう。まず大前提として、副島さんが直斗を描き始めたとき、直斗の性別は決まっていましたか?
- では決まっていたのはどのような部分ですか?
- 最初はどのようなキャラクターだったのでしょう?
- その時点での性別は?
- そこで初めて、現在の直斗の完成ですか?
- 一度デザインされたキャラクターがどんどん変わっていくというのは、ゲーム制作においてよくある話なのですか?
- たとえば直斗に限らず、ご自身が描かれた初期のデザインがすごく気に入っていた場合、それを変更するとなったらどうするのですか?
- 多数決ですか!?
- 引くべきときには引くのですね?
お気に入りのキャラクター
- 「P4」でご自身がデザインされて、いちばん気に入ってるメインキャラクターは誰ですか?
- どのあたりが描きやすいのでしょう?
- では主人公は?
- メガネが映える、映えないというのは、副島さんの中でどういった基準で決まるのですか?
- ポイントは前髪と眼の位置ですか?
- それは副島さんのツボなんですか?
- 主人公以外で、メガネありきのデザインをされたキャラクターはいますか?
- では他のキャラクターたちはキャラありきですか?
- 副島さんがメインキャラクター以外で気に入っているキャラクター誰ですか?
- え?即答ですか!?松永というと……あの「ほっぺ」の、ですか?
- ずいぶん渋……いやいや、どんなところがお気に入りなのか教えていただきましょうか。
- では、ある種意外な展開を見せたサブキャラクターに続き、副島さんが気に入っているペルソナをお聞きしましょう。
- さきほど制服の話をお聞きしましたが、主人公たちの制服に対してイザナギはバリバリの学ランですね。
- 確かにそうですね。まつわるエピソードも国を産んだとか、神を産んだとか、男性という部分に焦点を当てたものが多いですね。むしろ他の神様のような特徴がなくて、「男神」だったということしかよくわからない。
副島さんのデザイン哲学
- いろいろなところで掲載されたインタビューですとか、このインタビューでも何回か出てきているのですが、副島さんはつねづね「かっこいい」「かっこよくなければいけない」という意味の言葉を口になさいます。「かっこよさ」とは副島さんの中で重要な要素なのですか?
- おや、口癖でしたか。しかし副島語録的には登場頻度が高い重要語句ですので、そこに込められた意味を教えていただけますか?
- 本来の使い方とはまた違った、副島さん的な意味合いで使われるということですね?
- デザイン的な部分で、ですか?
- そのカテゴリーというのは、ステレオタイプとの解釈も可能ですか?
- カテゴリーを知ることが重要であると。
- 「これってアレね」みたいな?
- ではカテゴリーを知ったうえで、重要になるのはいったいなんでしょう?
- ふつう、ですか?
- おお、そこに話がつながりますか!?
- その副島さんの「かっこいい」という考え方は、「P4」全体を通じてのものですか?
- なるほど!つまり両者を……。
- 副島さんが言うところの、かっこいいカテゴリーの使い方に変化をつけることで、新鮮なカテゴリーを生み出されたのですね。では逆に、「P4」でわざとかっこよさを崩した部分はありますか?
- それはなぜでしょう?
- 副島さんがバランスをとった部分を具体的に挙げていただけますか?
- ああ、やはり「P3」は固くカッチリしたイメージなんですね?
受け入れられたのか?受け入れられなかったのか?
- さて、大ヒットとなった「P4」ですが、発売してから現時点で2ヶ月ほどが経過しました。副島さんご自身が「P4」で受け持たれたパートに対して、時間が経過したからこそ見えてきたこと、気付かれたことはありますか?
- 自分ではなく他者の評価ですか?ちょっと意外なお答えなんですが、そもそも副島さんはユーザーさんの評価などを気になさる方ですか?
- なにか印象に残った評価はありましたか?
- 賭けですか?それはどういったことでしょう?
- 大小問わずすべての選択が賭けであると?
- 評価される物事や目立つ物事は賛成意見も多い反面、必ず反対意見も出るということでした。
- 逃げている、戦っていないということですか?
- 副島さんは勝負しないものをよしと考えない?
- 自分の賭けの結果を確認する意味で、ユーザーさんの評価も重要ということですね?
- では副島さんが「P4」で受け持たれたお仕事への評価、総括を、ご自身に行うとしたら、どういったものになりますか?
- 簡潔だ(笑)
読者の皆様へ
- では最後になりますが、この本を読まれている読者の方にメッセージをいただけますか?
- ……。「ペルソナ」シリーズがお好きな方、とりわけ副島さんのイラストがお好きな方だと思いますよ?ですので、副島さんのファンの方にダイレクトに届くメッセージだとお考えください(笑)。
- そんな自分で言って照れないで下さいよ(笑)!
また、インタビューページには補足資料として下の画像のような本書でしか確認できない美術設定資料が載っています。

この仮面を装着して戦うというアイデアはペルソナ5で採用されていますね。
「ペルソナ4 公式設定画集」の総評
本書には公式サイトやゲーム中で確認できるキャラクターやペルソナのイラストだけでなく、本書でしか確認できない設定画やデザインを担当した副島成記氏のコメント&インタビュー、店舗特典などに使われたパブイラストなどが載っています。
ペルソナ4のイラストや美術資料を見たい方、ペルソナ4のビジュアルがどのようにして構築されていったかを知りたい方は本書を購入することをオススメします。
本書にはシナリオに関する設定資料は載っていません。
ビジュアルではなくシナリオに関する情報が欲しい方は関連記事を参考に「ペルソナ倶楽部P4」「ペルソナ4 ザ・ゴールデン プレミアムファンブック」の購入を検討しましょう。
また、本書はP4Gより前に発売されたものなので、P4Gの情報は一切載っていません。
P4Gのイラストなどを見たい方は紹介記事を参考に「ペルソナ4 ザ・ゴールデン プレミアムファンブック」の購入を検討しましょう。
「ペルソナ4 公式設定画集」を購入する
関連記事
当ブログでは以下のペルソナ4の書籍の内容紹介&レビュー記事も公開しています。
気になる方はぜひ見てみて下さい。
ペルソナ4 ザ・ゴールデン プレミアムファンブック

ペルソナ倶楽部P4

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